プーチン・ロシアによる不条理なウクライナ侵攻が始まって、1か月を経過しました。昨日、ゼレンスキー大統領の国会演説の放送をライブでみる余裕はなかったのですが、「ウクライナ大統領府発表の文書に基づく」として、NHKが「NEWS WEB」に掲載している全文を読み、大きな感動を覚えました。
※NHK https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220324/k10013548461000.html
また、ロシア軍と果敢に戦い、他方、非人間的な迫害に耐えているウクライナの人々への連帯を示そうと、今日の本会議にはブルーとイエローを基調とする服装で臨みました。
そして、演壇に登って紹介したのは、ウクライナ出身の父を持つ公法学者で国際法学者のハンス・ケルゼンが、その著『デモクラシー論』に記す一節です。
「議会制民主主義の国家は、その本質上、複数の党派の存在に基礎を置く国家であり、政党を構成するさまざまな利益集団の自由な活動を通じて、共同の意志が形成される。だからこそ、対立する集団の利害を調整して妥協させることができなければ、民主制は存立しえない。このような妥協のない民主制は、その反対のものに、つまり、独裁制に転化する恐れがある」
最終本会議は普段なら午前中に終わるのですが、予定の日程終了後に永藤市長が予算修正に対する「再議」を請求。議会運営委員会や本会議再開後の質疑、討論、採決を経て、閉会となったのは午後5時前でした。
このため、私は期せずして2度にわった登壇することになり、そのいずれでもハンス・ケルゼンを語りました。なお、なぜケルゼンのこの一節を引用して論述し、どのような論陣を張ったのかは、明日の日記で報告させていただくことにします。
本会議終了後、急いで中百舌鳥駅前に駆けつけ、市民有志の呼びかけで実施されていた「ウクライナ反戦スタンディング」に参加しました。
また、今日大阪府が発表した新型コロナ新規感染者は4490人、亡くなられた方は26人。堺市の新規感染者は393人(前週木曜の101%)、亡くなられた方は1人(40代)でした。
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