10月21日(金)   昨夜から雨。朝に降り止みましたが、午前中は降ったり止んだり…

熊本での視察2日目は、熊本県土木部河川港湾局河川課の「坪井川水系遊水池管理事務所」を訪ねました。まず、河川課職員の村崎さんから「熊本県における河川・海岸の概要と事業の歴史」、また、同課・後藤さんから「坪井川河川改修事業の概要」についての話を聞きました。続いて、事務所2階の「遊水池管理室」を見学。さらに屋上にて、遊水池の全貌を見ながら、機能などの説明を受けました。

▼写真右=管理事務所は、4つある遊水池の中程(少し上流より)に位置します。写真は屋上から見た上流側に位置する遊水池で、電柱の向こうに「水門」(排水ゲート)が見えます。川(写真左手)の水かさが増すと、所々に設けられている「越流堤」(堤の一部を切り下げている)から水を遊水池に導入します。そして、遊水機能の必要がなくなれば、「水門」からまた川に戻すという、下流地域を洪水から守る仕組みです。なお、管理事務の1階の「ウエルカムゾーン」には、坪井川の歴史・自然・治水を学ぶ展示があり、屋上は野鳥観察や展望所として機能しているようです。