朝日新聞の朝刊(社会面)の「菅首相退陣表明」報じる記事に、私の「談話」が載りました。
■市民運動を通じて長く交流してきた長谷川俊英・堺市議(70)は「東京電力に乗り込んだ原発事故への初期対応、小沢流政治との闘いは市民運動出身ならでは。四面楚歌の中、よくがんばった」と語った。
何人かのコメントのうち、私の評価がいちばん甘いものになっています。昨日、取材を受けたときには「中途半端だった」などのことも言ったのですが、その部分はカットされたようです。
さて、今日は治療が休みなので、コンビニで朝刊を購入後、トレーニングジムに行きました。そして午後は、相生市内にもうひとつある万葉歌碑を探して万葉岬へ。これまで巡り会うことができなかった歌碑は、ホテルに至る市道の途中から海岸に下る小径を200メートルほど入ったところに建っていました。
「縄の浦ゆ背向に見ゆる奥つ島漕ぎ廻る舟は釣しすらしも」。山部赤人の作で、歌意は「縄の浦にたどりついて振り返るとはるか沖合に見える島、あの島のあたりを漕いでいる舟は、まだ釣りのまっ最中らしい」(歌碑脇の解説)だそうです。この歌の「縄の浦」は相生湾、「奥つ島」(沖つ島)は「鬘島」(地元の人は「お椀島」と呼びます)をさすとのこと。鬘島は相生湾の入り口にある島で、そのことがはっきり分かる撮影ポイントは、歌碑のある金ヶ崎と湾を囲む反対側、壺根港に下る道路でした。(写真中)
なお、万葉岬からも海岸に至る「金ヶ崎遊歩道」があり、「海岸まで650m」との看板が出ていたので、足下を確かめながら下りてみました。その海岸では、7月31日のブログに書いた「鳴島」(君島)を、「磯越す浪に濡れにけるかも」という歌の情景そのままに見ることができました。(写真右)
また、右手に「鳴島」、左手に「唐荷島」(3島)が浮かび、その背後の家島諸島や小豆島を望める絶景です。しかし、炎天下の帰り道は、数歩上がって休む…という地獄の急坂でした。ジムで体力を維持(?)しているつもりなのにこの体たらくは、エアコン漬け生活の報いでしょうね。