8月29日(月)   残暑厳しく33℃。治療に通う道路沿いの田は実りの季節を迎え、鳥よけが見えます。

粒子線医療センターでの治療も最終週になり、待合ロビーの顔ぶれがだいぶ変わっています。このところお話しする機会が増えた姫路市のSさんが「朝日新聞のコメントを見た」と、記事のコピーを持ってこられました。余談ですが、Sさんが勤務されていた会社には妻の甥が勤めており、よくご存じだそうです。
さて、今日は37回目の陽子線治療。照射部の炎症が少し変わったため、入院先の皮膚科で新しい薬を処方してもらいました。午後は、トレーニングジムです。そのジムのテレビで、民主党代表選の結果を見ました。
なお、代表選での前原演説は、治療から戻るカーラジオで聞きました。外国人献金の言い訳から始まった前原氏の主張は、この人の言動にいつも感じる不安感をまとっています。他方、入院先の病室に戻り、テレビで聞いた野田氏の名演説ぶりには、いささかの驚きも覚えました。自らを「どじょう」にたとえる演出も成功したようです。また、決選投票を前にした野田氏と海江田氏の決意表明では、「下心よりも真心で、論破よりも説得で、政治を前進させたい」と語り、内容の具体性や安定感において野田氏が圧倒していたように思います。
民主党国会議員の多数は、小沢氏の思惑とは逆の「ベター」候補を選びました。それでも、2年前、政権交代に寄せた国民の期待を呼び戻せるような民主党立て直しの道は険しいでしょう。今春の統一地方選での衰退ぶりを、同党地方議員が自覚できているのかも問われるところです。

▼写真は、高校時代以来の旧友Oさんが見舞いメールに添付してくださったもの。左2枚は「本薬師寺跡のホテイアオイ」、右は「趣味で育てている綿」だそうです。