9月22日(木)   今日の最高気温は23℃。朝方、半袖では寒さを覚えるほどになりました。

決算委員会・総括質疑での私の発言は、結局、4時半から始まることになりました。大豆塚2丁の住民の皆さんをはじめ、たくさんの方々が聞きに来てくださったのに、傍聴席で長時間お待ちいただくことになり、申し訳ありませんでした。その上、委員会室の傍聴席に入りきれず、音声傍聴室でご待機くださった方々も多く、まことに恐縮です。
今日の議論は、大豆塚二丁会の地縁団体認可について、市民人権委員会(9.8)での質問に続くものです。市民人権委では、会長が提出した「地縁団体認可申請書」に添付された総会(11.14)の議事録が、会則に基づかない違法なものであることを指摘しました。北区長は、「認可取り消しを検討する」と約束しながら、その後、「会則に基づく総会(4.14)も開かれていた」と言い逃れを図っていたのです。

●「総会(4.14)議事録」と称する文書の正体
まず、検証したのは、会長から追加提出があったという「4.14総会議事録」の信憑性と正当性。私が住民の皆さんから提供を受けた当該総会の開催案内文には、「地縁団体として法人化する」などの議題は示されていません。また、念のため54世帯の住民の皆さんに提出していただいた陳述書によれば、総会開会前に地縁団体認可申請のことを知っていた住民は誰一人も居ないのです。さらに、会則によれば総会での議決権は班長にあるのですが、4月から新たに就任した班長が正しく議決権を行使できる状況だったかどうかも疑わしい限りです。

●会長に批判的住民を排除した「地縁組織の区域」
認可申請書には、「地縁団体の区域を明示した地図」が添付されています。ところが、申請前に会員に配られていた「大豆塚二丁会略図」と比較すると、一部の地域が除外されています。そこには会長の強引な運営方針を批判しているMさんの住居があり、Mさんを地縁団体から排除するために強引な線引きが行われたのです。その上、地縁団体説明会の入口で役員らがMさんの入場を拒み、妨げました。今日は、新たにこの事実も指摘しました。

●「申請書類が揃い、認可要件を満たせば認可せざるを得ない」…北区長らの無責任対応
なおMさんは、このような事態を伝えるため、昨年6月に北区役所を訪問しています。ところが、区側はMさんに対し、「正式に申請書類が揃い、認可要件を満たせば、市として認可せざるを得ない。認可できない理由が立たない」と回答。実は、Mさん以外にもたくさんの住民が区役所に足を運んでいるのに、会長らの不適切な進め方を認識しようとはしなかったのです。

●竹山市長が、北区長らのずさん対応を認め、「調査・確認の上、適切に対応する」と答弁
私からこれらの事実を突きつけられた北区長は、「事実確認の上、指導・勧告し、将来的には(認可)取り消しも考える」と答弁。また竹山市長は、「今日のご指摘で、ずさんな対応が分かった。あらためて調査・確認しながら、リーガルチェックを含めて適切に対応する」と約束。担当の芳賀副市長も、「あらためてお詫びしたい。今後、本庁部局を含め、組織を挙げてきちっと対応する」と発言しました。