10月12日(金)   未明に雨は降り止み、午後は不安定でしたが、気温は22℃どまり。

地下鉄・北花田駅BC出入口で議会報告。すでに周辺地域に「議員活動報告」をお届けしているため、「家で読みました」とおっしゃる方が多かったそうです。終了後に登庁して、「議会力向上会議」に出席。明後日の「議会報告会」の運営などについて協議しました。

ところで、堺市議会が初めて開催する「議会報告会」のことを、以前、「堺版オープンマイク」と表現しました。1992年に米バークレイ市を訪問した折、市民が議会で発言する制度があって、「オープンマイクスピーカー」というと教えられたからです。同市のホームページによると今は「パブリックコメント」といい、2002年にマブイ・シネコープ社が制作したビデオ「バークレー市民がつくる町」でもその言葉が用いられています。
このビデオは、2002年5月28日のパブリックコメントの様子を紹介しているのですが、掲載した写真はいずれもそのビデオの一場面です。市民は、市長と議員8人と向き合う傍聴席の最前列にある発言席で発言。この日は、小学生が発言席に立って、「私たちは自転車通学を希望しているが、駐輪場が少ないので困っている。増やしてください」と発言。ドナ・スプリング議員が「ぜひ議会で取り上げたい」と答えました。
同議員は、2001年10月16日にバークレー市議会が議決した「アフガニスタン空爆の停止を求める決議」の提案者です。ビデオは、そのときの記録映像も収録しています。傍聴席は入口からはみ出すほどの超満員。パブリックコメントで、賛成7と反対3の意見が述べられました。市議会の審議は市長が議長を務め、採決の際には自身の意思(賛成)も表明。全米でただ一つの空爆反対決議は、賛成5、棄権4で可決されました。
ビデオ制作の目的は、その決議を伝えることだったようですが、同市にある42の委員会(平和・青年・女性の地位・教育・環境・警察監視など)でも、市民が意見を述べる制度があることも盛り込んでいます。そして、まさに「市民が主役」といえるこれらの制度が、1960年代の大学での「フリースピーチ運動」に端を発しているという歴史も紹介しています。

■今日は、議会力向上会議を終えてから大急ぎで事務所へ。午後、東浅香山町2丁、奥本町2丁、宮本町などの一部地域に「議員活動報告」をお届けしました。また、日が暮れてから、某紙記者の取材を受けました。