11月30日(金)   市役所周辺では、街路樹の葉が散り始め、路面が彩られています。

大綱質疑2日目は、無所属議員から始まって、また、公明、維新、ソレイユ、共産、自民の各会派から、二巡目の代表議員が質問に立ちました。せっかく「一問一答」方式の質疑を試行しているのに、あらかじめすり合わせた?台本を読み合うを議論を続ける議員もいます。また、今日は、共産党議員が質問を締めくくったところで、副市長が突然の発言。補充答弁をするのだろうと聞いていたら、すでに質疑を終えているソレイユ議員にした答弁の修正でした。「議事進行!」と叫んで議長の指名を受け、会議運営の正常化を求めました。
ところで、会議が終わった直後、民主党議員2人が市長席に歩み寄って、何やらひそひそ話。どうやら、17区で公認を受けた衆院選候補予定者が離党したことの説明だったようです。

●選択のむずかしい総選挙、しかし投票には行きましょう
政権崩壊を見越しての泥舟からの脱出、新党乱立と議席確保だけを狙っての離合集散、そんな事態に嫌気を増している方も多のではないでしょうか。「民主党政権とは何だったか?」…。伝聞ですが、反貧困ネットワーク事務局長の湯浅誠さんが「未経験者が政権を得、しくじった。その経験がまた次につながる。政権交代がもたらしたものは日本の民主主義成熟への扉を開いたことだったと、思うときが来なければならない」と言っていたそうです。1票を持つ有権者として、あきらめ、見放すわけにはいきません。

●「社会が行き詰まったら、新しいものに飛びつく」…五百旗真さん
今朝の朝日新聞「天声人語」の結び、五百旗真さん(前・防衛大学校長)の言葉に選択のヒントが得られるかもしれません。総選挙の意義を問われて五百旗さんは、苦い経験として満州事変に沸いた世論に言及。「社会が行き詰まり、もう耐えられないとなった時、新しいものなら何にでも飛びついてしまう傾向が日本にはある。ジリ貧を逃れ、ドカ貧に跳躍する病気です」