太平洋戦争の開戦から、71年。折からの総選挙では、憲法改正による軍隊保持、日本政府がこれまで否定してきた集団的自衛権の容認など、威勢のいい主張が掲げられています。開戦の年に生まれた私にしてみれば、そんなに簡単に変えてもらっては困るテーマです。
1980年の衆参ダブル選挙の際、私が大阪事務所長を務めた市川房枝候補の主張は、「非武装中立、平和の維持と推進、金権腐敗政治の浄化・・・」と続きました。期間中、一度しか来阪できなかった市川さんに代わって、主に私が街頭演説。下の写真は、最終日の天王寺駅前です。候補者がいなくてもこれほどの人々が聴いてくださった熱気は、市川さんを参院全国区の第1位当選に押し上げました。このときも、ダブル選挙終盤で自民党の勝利が予測されるなか、「きな臭い動き」に不安を感じて耳を傾ける人たちが多かったと思います。