3月24日(土)   上がったはずの雨に、北摂で出会いました。風も強く、荒れ模様です。

昨日の本会議では、2回、演壇に上がりました。最初は常任委員会付託案件への討論、2度目は西井勝議員への辞職勧告についての討論です。発言制限時間は、いずれも19分。なお、大綱質疑の場合は答弁時間を含めて38分と決められています。このため、持ち時間の有効利用を考えると、あらかじめ原稿を作成せざるを得ないのです。また、原稿と併せてパネルを用意して、なるべく理解していただきやすい発言をしようと試みています。議場には大型スクリーンが設置されているので、パワーポイントのスライドやOHPで画像を掲出することもできます。ただし、スクリーンの映像はインターネット中継の画面には表示されないため、ネット傍聴される方々にはパネルの方が好評なようです。

昨日の2回の発言を振り返って、主に維新の会提案の条例を批判する論陣をはったはじめの討論は、やや原稿に頼りすぎてぎこちないものになったのではないかと反省しています。他方、辞職勧告決議への討論は、「維新の討論を聞いてから…」と思っていたので、原稿は作っていませんでした。演壇に持って上がったのは、3月18日の日記コピーと行橋市などの条例、さらに、政治倫理条例に関する私の著書です。
これらの資料を紹介しながら、すべてがアドリブの発言でした。テーマが限られているので、あまり時間を気にせずに話を進めることができました。議席を見渡し、また傍聴席にも目配りしながら、聴いてくださっている方々の反応を確かめることもできます。私の初当選のころ、「最低30分」を保障された本会議での発言時間は、だんだん制限が強められ、苦労しています。

●ほんとうは、私も「堺市の分割論者」です。
昨日の日記に書き切れなかったのですが、討論では、かつて私が堺市の政令都市化に反対したこと、旧美原町との合併は住民投票を実施して決めるべきだとの立場だったことも語りました。また、住民が参加意識を持てる人口規模は15万〜20万だと思えるから、「堺市の分割に反対ではない」という持論も展開しました。しかし、それを決めるのは市民であり、じっくりと議論し、大方の納得の上で実現すべきです。中身の定まっていない「大阪都構想」をふりかざし、「分割など言っていない」とウソをつき、「手荒なことはしないから、とにかく議論に加われ」というような乱暴な手法で進めるべきではない…と私は主張したのです。