3月31日(土)   朝から激しい雨。午後、降り止みましたが、気温は下がって11℃です。

学校法人善龍寺学園が運営する「ながそね幼稚園」の正常化のため、大阪府が決断しました。29日に、私立学校法に基づいて知事が仮理事を選任。理事長は元府職員の田中耕太郎さん、園長は元府立高校長の迫田茂さんが務めることになりました。これまで指導に抵抗していた学園側も、その旨を伝えられ、理事長兼園長を名乗っていた人物が府に辞職届を提出したとのことです。
3月12日の健康福祉委員会で取り上げたことを契機に新聞記事にもなり、府の動きを注視してきましたが、やっと正常化への道が開けました。
健康福祉委員会でも指摘したように、理事の退任や選任を決定したことになっている「理事会」の議事録に信憑性がなく、府は、「理事会が開かれておらず、理事が不在」との判断をしたようです。「理事が欠ける」という事態が生じているので、私立学校法第40条の3を適用して、所轄庁である大阪府が「仮理事」を選任したわけです。
保護者の方々からご相談を受け、調査を進めるなかで様々な問題が浮かび上がりましたが、今回の府の措置を出発点として、同園が皆さんの信頼を得る教育体制を取り戻すことを切に願いたいと思います。なお、府による保護者への説明会が今日開かれ、明日も10時から同園で開催される予定のようです。