8月26日(日)   台風15号の接近で、沖縄市議会から参加した4議員の帰路便は欠航です。

政策研究会の2日目。午前中は2つの分科会が用意されており、私は「地方自治体改革と議会」を選びました。福岡県筑紫野市の前市長・平原四郎さんがメインスピーカーと助言者を務め、平原さんに続いて福岡県内の自治体議員が興味深い報告をしました。
まず、元芦屋町議の岡夏子さんが政治倫理条例の制定過程や制定後の同町での出来事について、また、太宰府市議の門田直樹さんが「携帯基地局条例」づくりと市長の再議について、最後に田川市議の佐々木充さんが議会基本条例の制定経過や議会改革の取り組みについて話しました。いずれも意欲と工夫に満ちたものです。若い議員の皆さんの活躍ぶりも、大いに参考になりました。

午後は、「子どもの貧困の背景にあるもの」をテーマとする分科会です。西南学院大学人間科学部児童教育学科教授の吉岡直子さんがメインスピーカーとして講演。続いて、子どもNPOセンター福岡事務局長の宮本智子さんが「ふくおか子ども白書」の編集を通じて得た情報に基づいて、また、福岡市教育委員会スクールソーシャルワーカーの蒲池恵さんが「スクールソーシャルワーカーの現場から」、グリーンコープ生協ふくおか生活再生担当の福田正三さんが「債務整理から生活再生まで」と題して、それぞれの活動状況などを報告しました。会場からも積極的な発言があって、政策研究会の閉会は4時すぎ。ずいぶん中味の濃い二日間の催しから、議会での議論テーマのヒントをたくさん得ました。