8月3日(金)   日中の歩行は、無意識に日陰を求めます。少々の遠回りも厭いません。

横浜市での2日目の視察は、神奈川県のがん施策です。同県は、2005年3月に「がんへの挑戦・10か年戦略」を策定して、総合的がん対策に取り組んできました。また、県議会では自民党内に「がん撲滅をめざす議員連盟」が結成され、他会派とも力を合わせて、2008年3月に「がん克服条例」を制定。行政と議会の取り組みによって、がん対策の成果をあげています。

健康福祉委員会の視察日程は、午前中で終わりました。今回の視察テーマについて事前にインターネット情報を集めていたら、横浜市の議会にも「がん撲滅議員連盟」があることを知りました。会長の田野井一雄議員(自民党)に連絡をとると、「午後に面談できる」とのこと。横浜市会を訪ねました。田野井議員は1940年生まれ、議長も経験されたベテラン議員です。献身的に議員活動を支えた奥様が9年前にがんで他界されたこともあって、横浜市のがん施策充実に尽力されています。県議会と異なり、議員連盟は全会派(非会派を含む)の議員で2006年に設立。現在は78人の議員が参加しており、今年度中に条例制定も実現する予定だそうです。

田野井議員とおよそ1時間にわたって意見を交わし、今後も経験のご教示をいただきたい旨お願いしました。お別れした後、今日が金曜日で、国会での脱原発運動があることに気づき、大阪に帰る前に寄り道を試みました。5時すぎに現場に着くと、すでに警察官が通行規制。「議員会館に用事がある」と伝えて菅直人事務所を訪ねたら、折良くご当人が在室中でした。菅さんと30分ほど話し、首相官邸や国会周辺のあちこちで6時から始まった運動の輪に入り、8時40分発の新幹線で帰宅しました。