9月24日(月)   朝は19℃。大泉緑地は長袖シャツで歩きましたが、日中は27℃です。

先日、バークレー市議会の傍聴席の光景を伝える写真を掲載しましたが、下は、傍聴席側から撮影したものです。日本で見慣れた議会とは異なり、議員たちは傍聴席と向かい合う少し高い座席でこちら向きに座っています。中央座席は市長で、8人の議員が左右に分かれて着座。ちなみに、バークレー市のホームページによると、現市長はトム・ベイツさん(Tom Bates=写真右)です。
市議は、市内を8地区に分けた選挙区から各1人ずつ選出されており、1区Linda Maio、2区Darryl Moore、3区Maxwell Anderson、4区Jesse Arreguin、5区Laurie Capitelli、6区Susan Wengraf、7区Kriss Worthington、8区Gordon Wozniakの各氏です。

堺市とバークレー市は姉妹都市提携を結んでおり、2010年に親善使節団が訪米しました。その折に同行した堺市国際部の職員に調べてもらったら、「オープンマイクスピーカー」は私が訪問した1992年当時と少し制度が変わっていました。市議会は、月2〜3回(火曜日が多い)、午後7時から開会。最初の30分を市民の発言時間とし、そのとき議場に並んでいる人のすべてに発言権があるそうです。発言者が10人以下の場合は「1人2分」、10人を超えたら「1人1分」とし、この割当時間は「Yield」と言って他人に譲ったり、複数の人の割当分をまとめて1人で発言することもできるとのこと。状況に合わせて柔軟に運用されていることが窺えます。

なお、今年は10月13日〜16日にバークレー市から親善使節団が来堺する予定です。滞在中に「議会報告会」(堺版オープンマイク)が、視察後20年にして初開催されることになったのは、大きなご縁があったのではないかという気がします。

余談ですが、バークレーの「オープンマイク」と音更町の「議場でひとこと」のことを書いた私のレポートが「市政研究」169号に掲載されているのでご覧ください。
http://www.osaka-shisei.jp/documents/06hasegawa.pdf

※「Berkeley」 の日本語表記は「バークリー」と「バークレー」が両用され、例えば『朝日新聞の用語の手引』は「バークリー」を採用しています。なお、地名の由来は、18世紀アイルランドの哲学者「George Berkeley」だそうです。

さて今日は、朝から水道料金をめぐる問題で相談に来られた方があり、午前、午後に分けて上下水道局と協議。また、事務所には、別の来客もあって情報交換できました。