大綱質疑の第1日は、「一問一答制」を試行する本会議の初日にもなりました。6人の質問者のうち、従来通りの一括質疑(3問制)を選択したのは1人だけです。たしかに分かりやすくはなりましたが、それでも事前調整した台本の読み上げ回数が増えただけ…というやりとりもありました。また、発言時間が延びたせいか、会議の終了は午後7時23分でした。
なお、中小企業支援策の見直しを求める維新の会議員の発言に対して、竹山市長が「今の発言を聞いて愕然とした。市内99.7%の中小企業を大事にすべきだ。一生懸命頑張っている中小企業を支援べきだ」と反論。さらに、「これは市議会の総意ではないかと思うが、いかがでしょうか」と結んで、議場の一部からは市長を支持する拍手も起こりました。
竹山市長は昨日、自身の後援会のホームページ「竹山おさみ通信」に「『反問権』も視野に入れ、議会力向上の取り組みをお願いしたい」と書いており、まさに、その「反問権」を行使した形です。もっとも、市長発言に対して議長は、「質問者の質問に答えていただく場なので、その答え以外に意見を述べる場でないことを理解されたい」と苦言を呈しました。