3月30日(土)   ベトナム旅行5日目。ハノイ→バッチャン村→ハロン湾→深夜の帰国便。

今回の旅行中、初めての雨。ホテルの窓から光景も霞んでいます。ゆっくりと見たわけではありませんが、ハノイの中心部は「ヨーロッパの街」を感じました。フランスによる植民地支配の下で生まれた町並みでしょうか。
今日は朝7時半にホテルを出発して、ベトナムきっての景勝地・ハロン湾へ。孫が母親から頼まれていた焼き物を入手するため、陶磁器の里・バチャン村にも立ち寄ってもらいました。
ところで、ベトナムの道路はバイク、自転車、人、自動車が入り混じっています。信号機はほとんど整備されておらず、車は反対車線を使っての追い越しを常識としています。よくこれで事故が起こらないものと思っていたら、バイクと自転車の接触事故を見ました。
また、いかにも発展途上の国らしく、ハロン湾への鉄道敷設も中断されたようで、鉄橋の建設工事が止まっていました。電力は水力と火力が主体。道中には火力発電所が多く見られました。すでに原発推進が決まり、ロシアが受注。日本への発注も予定されているようですが、心境は複雑です。
ハロン湾クルーズの際、ひときわ賑やかな男性グループを乗せた船を見ました。同船していたベトナムの方に聞くと、どうやらお役人たちのようです。「大嫌い」と呟いたその方の言葉が印象に残ります。ちなみに下の船室では、船の従業員が料理の食べ残しをつまんでいる姿も見えました。
ともあれ、5日間のベトナム滞在は、とても楽しい旅でした。出発前にさんざん脅された「危ない目」にあうこともありませんでした。
ハロン湾から3時間半かけてハノイに戻り、水上人形劇場近く土産物店に立ち寄り、昨夜とは趣の異なるハノイ料理を食べてから空港へ。ハノイから関空へのベトナム航空330便は、日付が変わって0時40分(日本時間2時40分)発。到着は6時30分で、その間に朝食が出るため、眠る間がありません。