会議は3時からですが、昼前に登庁して、折衝に備えました。結局、3時に始まった会議でも進展はありません。議運の正副委員長の人事案が示されたので、これには同意。年長委員として仮委員長を務め、無事に選出しました。その後は、正式な議会運営委員会での協議となったものの、夕方に至っても公明、維新、ソレイユ、自民の4会派による人事案はまとまりません。
●立候補制による選挙を提案
そこで、これ以上の協議が無理なら、明日10時開会の本会議において選挙を行うこと。また、市民にも分かりやすい選出方法をとるため、議長、副議長は立候補制とし、候補者がそれぞれ議場で所信表明を行い、それを聴いた議員が個々の判断において投票するようにしようと、提案しました。堺市議会はこれまでに、議会報告会の開催、陳情者の意見陳述、それらを保障する議会基本条例の制定など、数々の議会改革を実現しました。議会内人事をめぐる不透明さを改善することも大切で、他議会においては立候補制も実施されています。
●都構想めぐる住民投票は実施しない…と市長が記者会見で表明
ところで、堺市民に「堺市分割の是非」などの意思を確認するため、今秋の市長選挙と同時に住民投票を行うことを検討してしていた竹山市長は、結局、「実施しないことにした」と今日の記者会見で表明しました。公選法との関係で注意深く行う必要があるため危険を避けたようです。しかし私は、維新側がしばしば「知事・大阪市長ダブル選挙の勝利によって、都構想への賛意が確認できた」と主張していることに対し、堺市民のはっきりした意思を確認するうえで、住民投票は欠かせないと思っています。