9月14日(土)   今日は26℃〜32℃。台風18号が北上中で、明日は雨のようです。

昨日はスペースがなくて書けなかったのですが、夜、市民会館で行われた「堺市長選挙公開討論会」を聞きに行きました。はっきり言って、発言内容を比べれば竹山市長の完勝です。対する西林氏の言葉には中味がなく、司会者が途中で「もう少し具体的に話して下さい」と注文をつけるほどでした。それでも、相手の話には“必ず大きな声で反論する”という、ディベートのテクニックだけは誰かに教わったようです。だからでしょうか、西林氏への最後の拍手は、竹山市長への拍手よりもほんの少し大きいように思えました。もっとも、会場では「拍手禁止」とされていたため、先に話し終えた市長に拍手を送るのを躊躇した人があったかもしれません。

●選挙告示前日…橋下氏・松井氏が堺東で街頭演説
さて今日は、市長選告示日の前日です。午後、たまたま堺東駅前を通りかかると、西林氏の声が聞こえました。ゆっくり聞いてみようとペデストリアンデッキに上がったら西林演説は終わり。続いてマイクを握ったのは松井知事です。橋下代表が来るまでのつなぎだったようですが、何とも品のない話の展開でした。そして、「竹山市長が都構想の協議会に入らないのは、本部長の知事、副本部長の大阪市長と並ぶと自分が目立たないと思っているからだ」と猛攻撃。しかし、このことについて竹山市長は堺市議会で、「協議会の規約で、いったん入ったら抜けることができないと決められている。堺市廃止を前提としながら、中味の不明確な大阪都構想に堺市民の未来を託すという判断ができない」と答弁しています。昨日の公開討論会でも、はっきりと同趣旨の発言をしました。

●橋下演説にも聴衆は増えず…
到着した橋下維新代表の演説は、8月26日の話とあまり変わらず、「堺は無くなりません。区に堺の名前を残します」と強調。最後に付け加えたのは、「大阪府と大阪市、堺市をひとつにするのは夢のある話だ」「まだ見えないところはあるが、夢に向かって新しい大阪都をつくる」「不安なところはあるけど、きちっと整理して説明する」「20年、30年後にはオリンピックが招致できるような大阪都をつくる」…。ポンポン飛び出す勇ましい(しかし根拠の曖昧な)語り口を聞いていて、「香具師(やし)の口上」という言葉を思い出しました。
隣で取材していた記者さんも、「いつもと同じ。それでも票が入る」と不思議顔。聴衆の数も26日とほぼ変わらず、橋下演説の終了時には、始まったときよりもやや減っていたように見えました。
なお、今日の堺東は維新スタッフの姿が多く、「維新・九州の会」のメンバーも駆けつけていたようです。終了後、記念撮影をしていました。“余裕”でしょうか。