9月15日(日)   早朝までの雨が一休み。昼前からの天候悪化は、台風の影響でしょうか。

堺市長選挙の告示日。両陣営の出発式の模様を見ておきたいと思い、自転車で堺東へ。
ところが、市民会館西隣の西林事務所にほとんど人の気配がありません。出発式は南区の地元事務所だったそうです。昨日も泉ヶ丘駅前で演説したようですが、橋下氏が「堺は無くしません。無くすのは堺市長と市議会。大阪府、大阪市、堺市を一つにして泉北ニュータウンを再生する。20〜30年後、大阪都にオリンピックを招致する」などとぶちまくる…という戦術でしょうか。

●竹山事務所前にはおよそ800人・・・
市役所と大小路を挟んで少し西にある竹山事務所の前は、広い歩道を人々が埋め、関係者は通行する人や自転車の通路確保に苦労している様子です。9時から始まった出発式には、自民党国会議員がずらりと並び、府内の市町長もたくさん顔を見せていました。私にはやや違和感を覚える光景でしたから、あくまで“野次馬”の立場でその式典を見ていました。

●竹山候補第一声…「大阪都構想に反対」「堺のことは堺で決める」
各界来賓代表の挨拶に続いて、竹山候補が登壇。4年間の市政実績を語った上で、「大阪都構想で、堺市が二つや三つの特別区に分割されることによって、市民の連帯感がずたずたにされる。堺は一つ。堺をなくさない。堺のことは堺で決める」と、強い決意を語りました。
なお、NHKのニュースによると、西林候補は「なんとしても改革のメスを入れて大改革をしなくてはならない。堺だけでなんでもできる時代ではなく、時代が変わるなかで、大阪府、大阪市と連携すべき点はしっかり連携し、本当の意味で安心できる堺を作っていきたい。『ワン大阪』で堺を元気にしていきたい」と言ったそうです。昨日の日記で橋下演説をご紹介しましたが、堺を元気にするための施策やその財源などの説明はまったくないのです。

■長谷川俊英は、竹山おさみ候補を支持。政治改革の要諦は「市民自治」です。
日本初の政治倫理条例制定後の市長選で制定運動の代表者を担いだほかは、私が市長選で自分の意思を公表したことはありません。私は、市議会議員のいちばん大切な役割は、市長が誰であれ、その政策や行動を厳しく監視し、市民の声を伝えることだと思っています。
従って、選挙の結果を見守ることにしていました。しかし、今回の市長選では竹山さんを支持して行動します。内容のはっきりしない都構想を押しつけ、操り人形となる候補者の当選を図る橋下氏の野望は、堺市民による「自治」を破壊してしまうと思うからです。竹山候補の出発式では、府内でただ一人の民主党衆院議員になってしまった辻元清美代議士も応援演説。久しぶりに言葉を交わしました。