来年の春休み、東日本大震災被災地の子どもらを堺に招き、心身をリフレッシュしてもらう行事を準備している市民グループがあります。泉北ニュータウンの民家を借り、家庭的な保養を目指す「ニコニコ連さかい保養実行委員会」が、栂文化会館で2回目の勉強会を開催したので、参加しました。
※ニコニコ連堺保養実行委員会の行事 http://www.eonet.ne.jp/~gennki/sakai/nikodo.pdf
講師は本多利子さん。被災2か月後の釜石市の中学校に派遣され、心のケアに当たってこられた方です。「被災者によりそう心」と題する今日の講演では、釜石市での体験とともに、大阪に戻ってからドーンセンターなどで行っている避難者の支援活動の様子を語られました。
さて、連日、大惨事と決死の救助活動の様子が報じられている御嶽山の噴火から1週間が経ちました。紅葉の山歩きを楽しみ、頂上を極めた喜びをかみしめている人々を襲った噴煙や噴石は、40数人の命を奪い、まだ10数人の安否不明者がいるとのこと。ほんの僅か、時間がずれていれば命が助かったはずの人たちです。突然に夢ある未来を断たれたご当人や、幸せを奪われたご家族の思いを推し量りながら、毎日のつらいニュースに接しています。