11月7日(金)   立冬ですが、今日も暖かい朝で15.2℃。最高気温は19.2℃でした。

JR百舌鳥駅前の議会報告は、ほぼ毎回参加してくださっているボランティアの方2人が腰痛と足首の故障で休まれました。このため、私自身も首掛けマイクでスピーチしながら「議員活動報告」を配布。それでも、前回とそう変わらない部数を受け取っていただきました。

●「政務活動費の点検結果」が発表された議会運営委員会の不思議
11時開会予定の議運は、泉州水防議会のために少し遅れて始まりました。今日もテレビカメラと報道陣が大勢詰めかけていましたが、いささか拍子抜けだったかもしれません。
まず発表された「点検結果報告」の内容は、次のようなものでした。収支報告書の金額訂正=3年間で合計46万5837円(164件)。返還が生じる金額=8万8279円。ただし、関係する議員名は公表されず、各年度ごとの人数が示されただけです。
何よりも不思議なのは、今朝の毎日新聞に「5市議、133万円自主返還へ」という記事が掲載されており、その金額は「点検結果報告」の数字をはるかに上回っています。議運では、共産党委員が指摘したものの、議論にはなりませんでした。
議運終了後に情報収集したら、点検期限の9月30日を過ぎてから、「5市議」のうちの3市議(ソレイユ堺2人・維新1人)が青年会議所の年会費として支出した政務活動費を返還する旨の意思表示を行ったことに起因するようです。ならば、当該議員の所属会派が、点検期限内に報告できなかった理由と併せて、その内容を説明すべきでした。

●せっかく、「改善のための検討案」が示されたのに…
今日の議運では、「政務活動費の改善のための検討案」として、正副議長・正副議運委員長からの提案もありました。その内容は、私が決算委員会で検討を求めた「検査機関」の設置をはじめ、現時点で最小限、迅速に対応すべき方策が盛り込まれていると評価されるものです。私も、議員傍聴席から「賛成」との声をあげました。
このような提案ができるのに、訂正を申し出た議員名を公表せず、さらに追加訂正の3議員のことが公式の会議に出されなかったことは、堺市議会の「隠蔽体質」として批判されないでしょうか。それに、そのことを強く指摘する議運委員がいなかったことが気がかりです。