12月15日(月)   最高気温は8.6℃。寒い中で外壁塗装の足場が2週間ぶりに撤去…

今日の健康福祉委員会での各委員の発言時間は比較的短く、午前中の審議は11時38分に終了。午後1時からの市長への質問まで少し時間が空き、傍聴者をお待たせしてしまいました。私の発言は1時45分から開始。

●受動喫煙防止策について
昨年3月の健康福祉委員会で「通学路の禁煙化」を提案したら、竹山市長は「子どもや女性が集まり、賑わいを高めなければいけない商店街は完全喫煙にしたい」と答えました。少し的を外した答弁ですが、もちろん大歓迎。施策の展開を期待していると、堺市は12月1日から、堺東駅西側周辺と中百舌鳥駅周辺の地域を「路上喫煙等マナー向上重点啓発区域」に指定しました。今日は、改めてその意義を質すと共に、通学路禁煙化にも応用できるのではないかと提案しました。
なお、関連して教職員の喫煙状況についても質問。市教委の調査によると、151校中で喫煙者がいない学校が57校あるとのこと。喫煙者のいる残り94校のうち、36校が正門・通用門など校門付近での喫煙を認めており、これらについては改善を求めました。

●がん患者への就労支援について
このテーマについては、答弁に立つ健康部職員に対して「情報共有を目的とした質疑をする」と予告してありました。12月6日に参加した「就労支援意見交換会」で厚労省のがん対策・健康増進課・濱卓至さんが講演された資料に基づいて質問を始めると、あまりにも正確な答弁が返ってきます。その理由を確かめたら、当日参加されていた大阪労災病院の看護師さんから同一資料を入手していたとのこと。さすがに用意周到です。なお、この問題では、市立堺病院での就労相談などの取り組みに一工夫するよう求めました。議論の最後に、関係機関挙げての対処を市長に対して要請。竹山市長は、「障がいのある人、病気を抱える人などが働くことで自己実現したいという思いは健常者と同じ。就労支援のパイプ作りは大事なことで、市立堺病院でもより啓発ができるよう指導したい」と答えました。もっとも、市長が就労支援の意義や課題などを十分に理解できる議論にはならなかったと、いささか反省しています。

●子ども家庭フォーラムについて
光竜小学校で催された北区の「子ども家庭フォーラム」で、講師の市立校教諭に支払われた「交通費」について質問。実費弁償を超えるものは報酬となる可能性や、校長の許可手続に抜かりがあったことなど、問題点の整理とルールの確認を求めました。