12月7日(日)   4.3℃〜8.9℃。気温はそう変わらないのに、風がなく陽光がありました。

元毎日新聞記者で、学生時代からの友人でもある田中良太さんが、「読者日記−マスコミ同時代史」と題するメール通信を発信しています。12月5日に届いた通信の書き出しは、「4日付朝刊各紙を読んで、これでは『世論調査支配の選挙だ』と感じた」でした。
続けて、各紙1面に掲載された衆院総選挙の情勢調査を紹介し、「ほとんど同じといってもいいほどだ。『自民300議席超』『民主70議席』『維新不振(あるいは苦戦)』といったキーワードが一致している」と、田中さんは論じます。そして、「一見、各紙がそれぞれ独自調査をしているような印象だ。しかし記事内容を読んでみると、大部分の記事は共同通信の世論調査に基づいていることが分かる。自社で独自調査をやっているのは朝日だけだ」と書いています。
「今のうち解散」と名付けた人がいるように、安倍首相が政権延命のために仕掛けた大義なき解散であったにもかかわらず、国民は予想外の成果を安倍氏に与えてしまうのでしょうか。経済政策失敗による格差拡大、外交政策の行き詰まり、政治とカネにまつわる閣僚スキャンダルなどの失政を隠蔽し、集団的自衛権、原発再稼働、沖縄県民の意思を無視する米軍基地移転、そして改憲など、すべてをパッケージした白紙委任を認めるわけにはいきません。
今日、共同通信から世論調査の電話がかかってきたので、思い切り話してやろうと思ったのですが、質問されたのは、投票する予定の大阪16区候補者名と比例区の政党名、そして、支持政党、年齢、職業だけでした。