3月13日(木)   一日中、ずっと雨が降り続きました。気温は朝から高く、11℃〜14℃。

予算委員会の総括質疑。最終バッターの私の出番はやはり午後遅くなりました。持ち時間が12分なので、質問を12問に絞って「受動喫煙防止」について議論しました。

●商店街の路上禁煙は「関係部局連携して進める」と副市長が答弁
第1の話題は、健康福祉委員会での竹山市長の「子どもや女性が集まり、賑わいを高めなあかん商店街の中は全面的に完全禁煙にせなあかん。このことについては、いろんなとこで検討していただいている」という発言。検討状況の説明を求めました。率直に言って、路上禁煙を担当する環境局と、商店街を担当する産業振興局の答弁は、あまり積極性を感じさせないものでした。また、市長発言直後のヒアリングでは、両局の押し付け合いさえ見られました。
そこで今日は、それぞれの局を担当する2人の副市長に質問。中條副市長は「私がリーダーシップを発揮して、局の譲り合いのないよう今後の対策に当たる」と答え、狭間副市長も「健康福祉局も目標を定めており、関係部局連携して進めていく」と答弁しました。

●公園禁煙化…大きな公園も金岡公園などで試験的に取り組む
私が2011年の決算委員会で公園での受動喫煙防止策を求めて以来、堺市は小さな公園から禁煙化に取り組んでいます。そこで今日は、「大きな公園はどうするか」と質問。公園緑地部長が「他都市、府営公園の取り組みを参考に、本市の公園に適したものを検討したい。体育館など運動施設のある金岡公園などで試験的に取り組む」と答えました。

●地域の集会施設などの受動喫煙防止のため、啓発と意識改革をす進める
私の議員活動報告でのアンケートに、百舌鳥梅北町の集会施設での喫煙問題を指摘する意見が寄せられました。健康部と北保健センターの職員が当該自治会の会長と面談。ポスター掲示などを依頼するとともに、受動喫煙防止への協力を要請。「今後、自治連合会の会合などあらゆる場を利用して地域への啓発と意識改革を進める」と北区役所が答えました。

●通学路での受動喫煙防止について、教育長が検討姿勢
大泉中学校で「がんに関する教育」の授業を見学した際、生徒の言葉から教えられた通学路の禁煙について、「市長が言う地域の意向尊重はもっともだが、働きかけが必要ではないか」と質問。木村教育長が「全局あげ、いろんな協力を得ながらいっそう検討する」と答えました。

●受動喫煙防止ガイドラインの策定を提案
地域での受動喫煙防止の協力を依頼する場合、堺市の基本方針が示されていることが必要です。地域組織を担当する職員もそれを望んでいました。そこで、「大阪府が策定作業中のガイドラインの内容を確認の上で堺市独自のガイドラインを作ってはどうか」と提案。狭間副市長が「3月末に公表される府ガイドラインを内容を勘案して検討する」と答弁しました。

●「討論」でパワーポイントを使用
総括質疑後の討論(意見表明)での発言時間は30分あるので、議員の理解を促すべくパワーポイントを使いました。そして、役割終了が明白な泉州水防事務組合の負担金支出軽減、今議会では発言者も増えた避難者支援施策のいっそうの拡充、議会フロアー喫煙所の廃止などを主張しました。