6月16日(月)   東京も大阪も快晴で、「梅雨の中休み」。帰りの航空便も少し遅れました。

昨夜は東京に泊まり、午前中に参議院議員会館の江田五月事務所を訪問。昨日、山口二郎さんが講演で話した60年安保での国会包囲デモのことなどを語り合いました。思い起こすと、昨日は「6.15」。東大生だった樺美智子さんが警官隊との衝突で死亡した日です。この事件以後、国民の運動はますます高揚し、岸信介内閣の総辞職へとつながりました。江田さんと初めて知り合ったのは、その3年後の学生集会だったと思います。

江田さんと半時間ほど話した後、衆議院第一議員会館の菅直人事務所へ。菅さんにはまず、四国遍路の結願を報告。菅さんは2004年から歩き始め、昨年9月に結願しています。話題が福島原発の事故のことに移ると、菅さんは次々とたくさんの資料を持ち出して、当時の状況を話してくれました。大飯原発の運転差し止めを命じた福井地裁の判決文にもある4号機が大惨事に至らなかった偶然の僥倖は、まさに「神のご加護」。もしかしたら、首都圏全域を避難地域にしなければいけなかったほどの危機の中に、当時の首相はいたのです。
その責任から「原発ゼロ」をめざす取り組みを進めている菅さんとは、約1時間半にわたって意見交換。「いつも食べている」という議員会館食堂の野菜ラーメン(とても美味でした)をごちそうになってから、帰宅のため羽田空港に向かいました。なお、菅事務所の応接室には、私と菅さんが知り合うきっかけになった市川房枝さんの選挙の写真が掲げられています。