朝、様子を見に来られた担当医師の話では、「入院中の血液や尿の検査結果からすると、腎生検実施の必要性すら感じさせない」とのこと。もっとも、「その理由は、理想的な病院食に加え、ずっと安静にしている生活状態の結果と推定される」と付け加えられました。
そして夕方、生検に携わった6人の医師が病室に来られて、主治医から結果説明。「膜性腎症」との診断が下りました。症状としては、腎臓のろ過機能に多少の異常があって軽度の蛋白尿をみることがあるが、自然寛解によって改善しているのだそうです。必要な治療は「血圧コントロールだけでよい」とのこと。これは、腎生検を受ける前から行っている治療で、外来主治医の見立てに基づく治療法が正しいかったことが立証されました。まずは、一安心です。