8月31日(日)   今朝の大泉緑地。いつもより1時間ほど遅くなったのに、暑さを感じません。

朝刊の折り込みチラシに「維新プレス」なる印刷物が入っていると、教えてくれた人がありました。探して見てみると、「今、堺の市政改革が止まっている」との見出しの下、9項目にわたる市政批判が書かれています。裏面には北区選出の維新議員2人の顔と名前を大きく掲載。おそらく、各区で現職議員もしくは立候補予定者を差し替えて発行しているのでしょう。来春の市議選をめざしての宣伝活動と見受けられ、前回選挙ほど「橋下人気」に当てにできないと考えて、早めに動き出したのでしょうか。そう言えば、町には早々とポスターも掲出されています。

●ほんとうに「議員報酬20%削減」を実現しようとしたのですか?
9項目は、いずれも大阪維新の会堺市議団の主張で、「他会派が反対したから実現できなかった」と言いたいようです。でも、例えば、維新の会が「議員報酬20%削減」などを実際に提案したことはありません。堺市議会での議案提出権は、地方自治法の規定(定数の12分の1)によって議員5人以上に与えられています。したがって、現在11議席の維新市議団なら簡単にできるのに、彼らはそれをしませんでした。それどころか、職員の給与削減を議会が決める際、「それなら議員報酬も減らすべきだ」と主張した私の意見にも賛成しませんでした。私はその折、「職員給与カットの最高額(6%)分を自らの議員報酬から返上する」という強行手段をとり、その結果、次の議会で「議員報酬5%削減」を実現できたのです。
維新市議団が本気で「20%削減」をしたいのなら、自分たちで議案を提出し、維新議員全員でその分を返上するという具体的行動をとっていたら、きっと実現への道を歩めたに違いありません。本気でやる気概などありもしないどころか、堺市議会の維新議員たちは従来からの「大会派支配」の一翼を担い、自ら「改革」を放棄してきたのです。その結果、現在は「副議長」のポストを確保し、市民の皆さんから批判を集めたニュージーランドへの海外旅行にさえ参加しました。
さらに言えば、維新議員は、飲酒運転ひき逃げ事件を起こし、今朝の毎日新聞によると政務活動費の不適切な支出も行っているようです。

※報酬6%返上 http://www.gulf.or.jp/~syun-ei/hp_013-1nikki/nikki_1220.html

※議員海外旅行 http://www.gulf.or.jp/~syun-ei/hp_014-1nikki/1414.html

※飲酒ひき逃げ http://www.gulf.or.jp/~syun-ei/hp_012-1nikki/nikki_1103.html

※毎日新聞記事 http://mainichi.jp/select/news/20140831k0000m010114000c.html