9月28日(日)   日当たりのよい、大泉緑地のキンモクセイは満開。芳香が付近に…

社民党党首や衆議院議長を務めた土井たか子さんが亡くなられました。私が土井さんと最後に言葉を交わしたのは、2005年8月30日。その日に告示された衆議院議員選挙に立候補した辻元清美さんの第一声を聞くため、高槻駅前に行ったときです。
土井さんは、比例ブロック候補として、大阪10区公認候補・辻元さんの応援に来ていました。応援演説を終え、聴衆に分け入って挨拶する場面が、土井さんの死去を報じる今日のNHKニュースで流れました。驚いたことに、そのほんの一瞬の映像に私が映っていたのです。

※NHKニュース http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140928/t10014936491000.html

このとき、私は、20年余り前に堺に来てくださったお礼を土井さんに述べています。

●政治倫理条例の市民シンポに参加
右下の写真は、1982年12月4日、堺市民会館で開いた「政治倫理確立シンポジウム」。市民の直接請求によって提案された「政治倫理条例」の審議を促進するために開きました。東大教授の篠原一先生にコーディネーターをお願いし、各党からのパネラー派遣を要請したところ、社会党衆院議員だった土井さんが出席してくれました。その折の土井さんの発言が、「市民オンブズマン」発行の冊子に残されています。
「倫理は国会においても大きな大黒柱です。野党は大黒柱としてがんばっていますが、金権体質をもっている与党は動かない。それならどうすればよいかが、問われている。(中略)法律で不十分な時、法律が欠けている時、条例が法律を正しながら制定されていくことが、憲法が求めていることである。自治体から国政へと、大きな動きがこの倫理条例です」
もともと憲法学者だった土井さんらしい言葉です。そのシンポジウムを契機に市議会での議論が進展するようになり、1983年3月に日本初の「堺市政治倫理条例」が生まれました。そして、1992年12月には「政治倫理確立のための国会議員の資産等の公開に関する法律」が制定されたのです。

ところで、今朝、松原市民の方から電話があって、「今池下水処理場での樹木への薬剤散布に問題がある」とのこと。現場を見に行き、担当職員から事情を聞きました。