12月15日(火)   予報どおり、午後から小雨です。しかし、気温は17.8℃でと暖かでした。

午前10時から始まった議会運営委員会は、やや波乱含みでした。しかし、お昼の休憩を挟んで再開後の討論では、私と共産党が提案した「100条調査委員会」の設置について、自民党とソレイユ堺の委員が賛成の意見を述べました。公明党からの意見表明はありませんでしたが、採決では自民党、ソレイユ堺に加えて公明党委員も「賛成」の挙手をして、可決。
なお、公明・自民提案の「市長に刑事告訴を求める決議」について、私は「議会ができることを全てやる」という観点から提案議員の意思を尊重して賛成する」と述べ、共産党も同趣旨の討論を行いました。その結果、同決議案も可決。大阪維新の会だけが、両議案に反対しました。
9月29日の本会議で緊急質問。10月19日議運での議長の調査報告を受けて考え始めた100条委員会構想は、10月25日に朝日新聞が報道。この結果は、維新を除く各議員の皆さんと、市民への責任意識を共有できた結果です。

●大阪維新の会の「反対」理由
議運で維新堺市議団の三宅達也議員が述べた、100条委設置反対理由は次のとおりです。
「100条委員会設置に関しては調査項目の明確化が求められ、調査権の付与に関してもその理由が重要だ。しかし、これまでの議運正副委員長や正副議長の調査、議員総会の調査を経た結果から、調査権を持つ100条委員会においても解明できる事実は乏しいと思われる」
なお、質疑の折には維新の池田克史議員が発言。長谷川が提案理由説明で示した11項目にわたる「市民の疑問」を取り上げ、「『チラシ配布が行われなかったことに小林議員が4年間も気づかなかったのは本当か』と言うが、小林議員は『明確に気づかなかった』と答弁している。それ以上に何を調べるのか」と質問。100条委設置を何とか止めたかったのでしょう。
これに対して私は、質問に回答すると共に、「『疑惑を払拭できなかった』という問責決議に賛成した維新の会が、疑惑の解明を阻もうとするのは理解できない」と反論。もっとも、池田議員は「長谷川議員のパワーポイント使った丁寧な説明は、きちっと分かりやすかった」と何度か繰り返していましたから、私の提案説明が説得的であったことは認めざるを得なかったようです。

●100条委の委員選出で提案
ところで、この100条調査委員会の設置は、17日10時開会の本会議での採決によって決まります。議決後直ちに委員を選任して100条委が活動できるよう、当日までに各会派において人選することを提案。議運委員長から、各会派にその旨の指示がありました。


▼毎日放送ニュース(11時50分)