5月23日(土)   今日は曇り空。午後の気温も24.2℃で、「夏日」には至りませんでした。

午前中、金岡町の別地域に「議員活動報告」を届けようと出かけたら、30軒ほど配ったところのあるお宅で、「残りは自分が配ります」とのお申し出をいただきました。この地域だけでなく、私がおよそ2日かけてお届けするエリアをこれからも担当して下さるとのこと。ありがたいお話しです。お言葉に甘え、手持ちの部数すべてをお預けして事務所に戻りました。
そして、今日の私の配布予定地域を変更。すこし後でお届けしようと思っていた中村町の全域を2時間半かけて歩きました。また、午後は事務所にSさんが来て下さり、先日入れ替えたパソコンのチューニング作業。なお、その間に飛び込みの市民相談もありました。

●橋下劇場は終わっていない…
ところで、今朝の朝日新聞に掲載された「耕論」、想田和弘さん(映画作家)の言葉にうなずきました。以下にその一部を引用します。

▼「橋下氏を危険な政治家だと考えてきた私にとって、政界引退は歓迎すべきことです。けれども「橋下劇場」は終わっていないのではないでしょうか。投票結果を受けた記者会見は、橋下氏の真骨頂。論理ではなく、人々の感情を操作することにたけた能力をいかんなく発揮し、「次の出番」につなげました。「間違っていた」「政治家冥利(みょうり)に尽きる」――。散り際の美学を愛する日本人の琴線に触れたため、「潔い」とか「すがすがしい」などと受け止められました。
▼橋下氏が民主主義イコール多数決であり、政治プロセスを勝負事と誤解していることも気になります。本来、自立した個人が利害や価値観の違いを認めつつ、時間をかけて、それぞれが妥協をしながら合意形成を図ることこそが民主主義です。最終的には仕方なく多数決になりますが、大事なのは勝ち負けでない。少数派の権利が守られることで「敗者」にしないことを目指すものでしょう。
▼「民主主義は感情統治」と橋下氏はかつてつぶやきました。彼が使い、支持者に伝染するキャッチフレーズやコピーとなるような言葉は、人々が抱いている怒りや猜疑心(さいぎしん)を刺激し、ネガティブな感情に火をつけます。敵味方をはっきり分ける橋下氏の政治手法を、安倍晋三首相や日本中の政治家が模倣し始めてもいるようです。それは民主制の危機を意味します。

「政界引退」はきっとウソでしょう。もうすでに、“側近政治家”と言われる衆院議員らが「復帰の舞台を作る」と言い始めています。

http://www.sankei.com/west/news/150518/wst1505180063-n2.html