10月18日(火)   東京も天気が回復して、25.3℃。昨日はコート姿の人も見かけたのに…

議運視察の2日目は、東京駅近くのビルにある早稲田大学マニフェスト研究所を訪問。同研究所顧問の北川正恭名誉教授と事務局長の中村健講師のレクチャーを受けました。

まず、中村事務局長から、同研究所が毎年行なっている議会改革度調査の指標などについて説明があり、「全国7位」とされた堺市議会でも、「市民参加」や「議長選挙」などの面で劣っていることが示されました。常任委員会の課題として「所管事務調査が行なわれていない」との指摘もあったのですが、堺市議会の場合は6つの特別委員会を設置し、それぞれが市政課題についての調査や政策提言を行なっていることを、私から説明しました。なお中村さんは、27歳で徳島県川島町(合併して吉野川市)の町長を2期務めた人です。

続いて北川顧問が約1時間の講演。開口一番、議員に頼まれカメラを構えている事務局職員の行為に苦言を呈され、「これが、議員と事務局の関係で悪いこと」と厳しい指摘がありました。その後も、「現職でなくなったから言えるが…」と断りながら、次々の改革の課題を語り、住民代表である議会こそが「地方政府」の推進役になるべきだと力説。そのために改革を推し進め、住民の支持を得られるような議会運営を実現してほしいと語りました。また、東京都や新潟県の知事選に触れ、政権政党による組織選挙を打ち破る市民の力がネット情報を介して結果を生んでいると分析。