11月25日(金)   朝の気温は6.5℃。寝具から抜け出るのが、ややためらわれるように…。

午後から開催した百条委員会では、2月12日の委員会での証人尋問の際、小林由佳議員が刑事訴追の可能性を理由に証言を拒否した22項目について、その妥当性を認めるかどうかの審議が行われました。下の写真は、その採決風景。立っているのは、全項目にわたって「正当性を認める」と表明した、(左から)芝田一(公明)、成山清司(公明)、西川良平(自民)、野村友昭(自民)、井関貴史(維新)、黒田征樹(維新)、三宅達也(維新)の各委員です。

●不可解だった公明党2委員の対応
実は、今日の審議をスムーズにするため、小林議員の証言拒否の正当性についての各委員の評価を一覧にして事前提出することが、前回委員会(11月11日)終了後の委員協議で決まっていました。その期限は11月18日でした。ところが、22日昼頃に私が議会事務局に確かめたところ、公明2委員だけが未提出でした。委員長を選出する会派としては余りにも無責任な対応なので、委員会冒頭にその理由の説明を求めました。公明委員は、慎重な検討が必要だった旨の釈明をしましたが、果たして本当でしょうか。
また、遅れて提出した一覧表では、芝田・成山両委員とも2つの項目で「正当性を認めない」ことを明記していたのに、委員会では「認める」と態度を変えました。提出期限を遅れてまで慎重に検討したはずなのに何故でしょう。個々の委員の考えではなく、「公明党」という会派(もしくは会派幹部)の意向が両委員の判断を左右させたのではないかと、私は疑っています。

●「小林擁護」の本性見せた維新の委員3人
委員会での冒頭発言の際、私は、維新委員が全項目で「正当性あり」と表明していることにも疑問を投げかけました。そもそも維新の会は、百条委員会の設置に反対しました。にもかかわらず委員を選出したので、第2回委員会でその意図を確かめたところ、当時の委員だった池田克史議員が「議員団会議で百条委員会に向かう姿勢を意思統一した。妨害・邪魔は一切しない。積極的に疑惑解明に努力する」と答えたのです。その議事録を紹介しながら、「ならば、まず他の委員の意向に耳を傾けてから態度を表明すべきではないか」と問いかけました。
これに対して、井関委員が「長谷川発言の取り消し・撤回を要求する」と発言。私が「その根拠を示せ」と迫ったら、「説明できないから、自身の発言を訂正する」と言い逃れ。とどのつまり、維新委員は「自会派の小林議員を庇うことに躍起」という本性が丸出しになりました。

●「証言拒否」は、小林議員の不正疑惑をいっそう高めるもの?
百条委員会を終えて事務所に戻ると、ネット中継を見ていた市民から「小林議員の不正疑惑がさらに大きくなったと、誰かがもっと強調してほしかった」との声が届いていました。今日の委員会では、野村友昭委員や渕上猛志委員が、「証言拒否が妥当であるということは、小林議員にとって刑事上で不利益な証言になるという事実を認めたことにもなる」と発言していたのですが、市民の皆さんには強く伝わらなかったのかもしれません。

(明日の日記で、また続きを…)