11月5日(土)   沖縄は22.7℃〜27.8℃。ただし、日差しがなくなると長袖が必要でした。

朝9時、今日一日のガイドをお願いしている崎山正美さんが愛車でホテルまで来てくださいました。

まず、丸木位里さんと丸木俊さんの共同制作による「沖縄戦の図」を見るため、宜野湾市の佐喜眞美術館へ。折から修学旅行に来て見学中だった神奈川県の高校生たちの後ろで、同館職員による解説を聞きました。また、屋上の展望台に上がり、隣接する普天間基地に関する崎山さんのお話を伺いました。崎山さんは、現在シンクタンクの仕事をしながら「旧暦耳学問」と題するエッセイを書き続けている方で、沖縄の実情を鋭く分析されています。

その後、米軍ヘリコプターの墜落事件があった沖縄国際大学に立ち寄り、南部戦跡に向かう道中、沖縄戦での米軍や日本軍の動きを詳しく説明していただきました。
そして、銃弾跡が残る富盛の石彫大獅子、白梅看護隊の壕、山雨の塔、南北の塔、大里の湧水、白梅の塔、米軍司令官慰霊碑、萬華の塔などを経て、摩文仁の丘の平和祈念公園へ。県立平和資料館や平和の礎を見学後、ひめゆり平和記念資料館、魂魄の塔、喜屋武岬を訪問。崎山さんが「特に見てほしい」とガイドして下さったのは、沖縄戦で息子を亡くした母が歌を刻んだ石版や、生き残った日本兵の遺言による戦友と並ぶ墓石などでした。