3月18日(金)   9.3℃〜19.2℃と暖かさが増し、午後から春に近づく雨となったようです。

予算委員会総括質疑の2日目。午前中=ソレイユ堺、午後は自民・共産がそれぞれ約2時間の質疑を終え、高木議員の次に私の出番がやってきたのは5時40分を過ぎていました。

●「やさしい日本語」への取り組み進む
少し日本語が分かる外国人や、漢字を読めない子どもにも理解でる「やさしい日本語」での伝達は、災害時などに役立ちます。一昨年の9月議会で提案したら竹山市長が「堺市でも活用する」と答弁。「全庁挙げて取り組んで欲しい」と念を押しました。
あれから1年余り。取り組み状況を確認すると、国際課、危機管理室、広報課、上下水道局などで進んでいました。また、つい先日、「災害時の庁舎内での避難放送でも活用できないか?」と問題提起したら、総務課が早速対応。レスポンスの良さは驚きです。ただ、推進役になっている国際課の当該ホームページが職員しか閲覧できないので、情報の積極発信のためにも改善を求めました。

●重ねて求めた「前立腺がん検診」の実施
さて、私自身がまったく自覚症状がなかった前立腺がんを発見できたのは、PSA検診です。ところがこの検診は厚労省のがん検診の指針に示されていないなどを理由に、堺市ではこれまで実施していません。しかし、堺市がん対策推進委員会の答申にも実施を検討すべきことが盛り込まれています。他自治体の実施状況なども調べ、昨年12月議会で強く実施を求めました。
過日の予算委員会分科会では、健康医療推進課長が「予算要求はした」と答弁。厚労省の調査によると全国では1355市町村(78%)が実施、政令市でも13市(65%)、大阪府内では22市町(51%)が実施していることも明言しました。今日はその数値をグラフや図にして提示しながら、財政当局の見解を質しました。課長の答弁が苦しそうだったので中條副市長が助け船を出し、「予算要求に長谷川議員が同席していたら相当迫力があった」とリップサービスの上、政策選択の課題として今後の検討に含みを持たせました。

■13分の持ち時間での総括質疑はここまで。私の主張を述べた「討論」は、明日の日記でご報告します。


▼図右=前立腺がん検診の実施状況(大阪府内の市町村)