3月19日(土)   雨は、今日も降ったり止んだり。大きな気温差がなく、13..3℃〜15.9℃。

昨日の予算委員会の閉会時刻は、午後8時15分。総括質疑の後に行われる討論では、高木議員、公明・自民・ソレイユ堺を代表して渕上議員、共産党の森田議員、長谷川、維新の会の井関議員が発言。発言時間は1人30分あるので、ほぼ目一杯を使って予算案への意見を述べました。

●個人情報流出など職員不祥事への対策を…
まず、竹山市長が予算案説明で語った「現場に神宿る」という思いにかかわらず、市政現場で不祥事が繰り返されていることを再度指摘。大綱質疑の際には間に合わなかったデータが人事部から提供されたので、不祥事数を示すグラフも修正して提示しました。やはり、懲戒処分(免職・停職・減給等)や措置(訓告・厳重注意等)のここ3年の増大が歴然としています。とりわけ、68万人の有権者情報流出事件は市民に大きな不安と怒りを与えており、二次流失や再発防止に万全を期すことを求めました。

●健康福祉委員会・分科会での議論をもとに…
続いて、健康福祉委員会と予算分科会で議論した、がん対策とがん教育、里親制度、保育所の入所待機児童、市立総合医療センターの開設効果と課題に言及。とりわけ、堺市マスタープランにも掲げている「待機児ゼロ」の実現に努めること、また、大腸がん検診や子宮頸がん検診の「精検率」が大阪府の他自治体と比べて極端に低いという事態の改善、前立腺がん検診の実施などを強く要請しました。

●被災地支援基金のさらなる活用を…
最後に、東日本大震災や原発事故の被災地に対する支援策を取り上げました。保養や現地訪問など、市民の自主的活動をさらに促すため、補助金の支出方法は活動する市民ニーズに応じて柔軟さを持つべきだと提案。総合医療センターの福島県民健康検査への協力と効果も確認しました。さらに、昨夏、いわき市の中学生を招いて行ったサッカー交流事業に加え、今年は女子バレーボール交流も計画されていることに言及。事業の拡充と市教委による万全の対応を求めました。