6月10日(金)   今日は朝から晴れて、午後の気温は30.7℃に。「真夏日」が到来しました。

今日の本会議では6人が大綱質疑を行いましたが、渕上猛志議員(ソレイユ堺)の議論は、なかなか聴き応えがありました。

下のグラフは同議員がスクリーンに示したもので、放課後児童対策事業の「利用者数」(棒)と「待機児童数」(折れ線)の推移です。「保育園落ちた」のブログで関心が高まった保育所の待機児は減ったものの、就学後の学童保育では200人近くの待機児童が3年にわたって続いていることを指摘。利用率(35%)が増加傾向にあることなどを踏まえ、待機児童解消に向けての取り組みを求めました。

また、ヘイトスピーチ規制法の成立に伴う堺市の施策も点検。市側が「当市においてはヘイトスピーチのデモ等の事象は把握していない」と答弁したことに対して、「堺市内に在住する外国人は1万2千人、うち韓朝鮮人5千人、さらに日本国籍は得たがその国にルーツを持つ人も大勢いる。デモ等がなかったとしても、そのことによって傷ついている人はたくさんいる」と指摘。「デモだけでなく、パネル掲示など許されない言動に厳しい対処をしてほしい」と主張しました。

3月の議会では、LGBTについて議論した森田晃一議員(共産党)の発言も、その新鮮さに注目しました。ちなみに、渕上議員は本会議場で私の右隣、森田議員は左隣に座っています。また、二人とも昨春の市議選で初当選を果たした折の年齢は38歳。私の初当選時とほぼ同じです。現代社会の問題と向き合う若い人たちのフレッシュな発言に、刺激を受けています。

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