1月29日(日)   今日の東京は気温が上がって、昼食で外出する時はコート不要でした。

石綿問題総合対策研究会の2日目。今日の最初のセッションは「教育・地域の取り組み」です。4人の発表者とその発表内容は次のとおりで、私は最後になりました。@環境中の石綿被害の最小化を目指す教育の推進=榊原洋子(愛知教育大学・保健体育講座)、A解体工事におけるリスクコミュニケーション=上田進久・上田和美・細江太郎(ストップ・ザ・アスベスト西宮)、B商店街アーケードの吹き付けアスベスト落下飛散事故と対策=斎藤紀代美・斎藤宏(浦和青年の家跡地利用を考える会)、C大阪府堺市におけるアスベストがれき飛散事件及び麻袋再生業に関する石綿健康被害をめぐる市の対応=長谷川俊英(堺市議会議員)。
私の前に発表された各テーマはいずれも興味深く、とりわけ、西宮市やさいたま市における事案は、アスベスト事故によって市民が健康被害にさらされるという点で堺市との共通点を持っています。セッション終了後に、それぞれの発表者と意見を交わしました。

その後のセッションは2つの分科会で行われたので、「震災・廃棄物」に参加して、次の2つの発表を聴きました。@熊本地震におけるアスベスト飛散防止対策支援の経験と課題=寺園淳(国立研究開発法人国立環境研究所)、A熊本地震での建物調査と飛散防止対策=外山尚紀(東京労働安全衛生センター)。
再度、メイン会場に集まって、分科会報告が行われた後、「アスベスト禁止にむけた世界的キャンペーン」と題するローリー・カザン−アレンさん(国際アスベスト禁止事務局)の話を聴講。通訳は長松康子さん(聖路加国際大学看護学部)でした。

なお、この時点でまだ2つのセッションが残っていたのでが、明日開催する「子どもと女性が輝く社会実現特別委員会研修会」の準備があるので、途中退席して帰途に着きました。