10月3日(火)   金沢は昨日来の雨が続き、これからは「暗い季節」を迎えるのだそうです。

今日は、午前中に石川県議会を訪問。健康福祉部健康推進課長の相川さんから「石川県におけるがん対策」についての説明を受けました。同県のがん検診受診率は全国平均よりも高く、また、県のがん施策の方向性のひとつに「患者・家族の立場に立った支援体制の整備」をうたっています。支援体制整備の一環として設置された「石川県がん安心生活サポートハウス」(愛称=はなうめ)では、患者や家族のつどいを柱としたさまざまな行事が企画され、年々利用者も多くなっているとのことです。
続いて、「いしかわ診療情報共有ネットワーク」について、健康福祉部地域医療推進室の次長・木村さんの説明がありました。

●金沢大学付属病院も視察
県庁での視察を終えてから、金沢大学附属病院へ。石川県では、地理的に研修や診療支援を受けにくい環境にある医師を支援するため、遠隔地でも若手医師が高精細度TV会議システムを通じて研修に参加することができる情報通信ネットワークが整備されています。その「CPDセンター」を見学。テスト運用でつながった輪島市立病院との会話も試みました。県域の広い同県にあって、それぞれの医療機関を離れることなく、会議や情報交換ができるシステムは「大変有用」とのことでした。