一昨日、体育の授業中にグランウドが突然陥没したという平井中学校の現場を見てきました。
深さが5mを超えるという穴の中央に見えるのは、水はけをよくするために設置されたパイプです。最初に転落した女生徒はこのパイプで体が支えられたために深く落ち込むことはなかったとか。もしこのパイプがこの位置になかったら、軽傷で済まなかったかもしれません。
陥没地点は造成前は井戸があったらしく、古い地図では他の地点にも井戸マークが見られるそうです。想定できる場所にビール箱が置かれていました。
奇跡のようなパイプの存在で大事故にはならなかったようですが、生徒たちの安全確保に万全を期してほしいところです。
●気になる市教委の対応
この事故に対する市教委の対応がいささか気になります。昨日、市長の定例記者会見では、記者からもいろんな指摘があったようで、竹山市長は「服務規律を確保すべき問題が多々ある。総合調整権者として、改めて教育委員会に指導していきたい」と答えています。いったいどのような問題があったのか、市教委からの報告はまだありません。