11月8日(水)   朝の内だけだと思っていた雨が昼過ぎまで続きました。14.4℃〜19.3℃。

今朝の新聞各紙が報じているように、小林由佳議員に対するリコール署名は、残念ながら法定数に達する署名数が得られませんでした。
リコール実行委員会が昨日発表した署名数は、北区有権者1万4122人、また、黒瀬氏の議員辞職によってすでに終了している西区有権者7667人でした。

●ハードル高いリコール制度
小林議員や黒瀬前議員が当選した前回市議選の投票率は、北区48%、西区47%でした。
何人もの議員を選ぶ選挙で投票をする人が半分以下なのに、1人を辞めさせるのに3分の1の署名が必要という解職制度のハードルはやはり高いものでした。
それでも、両議員の得票数の2倍近い人が自筆で署名し、住所や生年月日まで書き込んで「両議員は辞めるべきだ」と主張したのです。
解職請求という積極的な行為は、無記名でする投票に比べて相当に“重い”意思表示だとも言えるでしょう。

●小林議員に「市民による辞職勧告」
このような重い運動が展開されたからこそ、黒瀬議員は辞職願を提出せざるをえなかったはずです。本来なら、小林議員も同時に辞職すべきでした。
昨日、リコール署名の請求代表者4人の方々は、北区有権者1万4122人の思いを添える「市民による辞職勧告」を文書にまとめ、議会事務局を通して小林議員に届けました。
小林議員にいささかでも公職者としての自覚が残っていたら、多くの有権者の意思に基づくこの勧告を受け入れるべきです。その辞職勧告文には、「(小林議員に)投票したが裏切られた」と言って署名した人が何人もあったことも書き添えられています。

●集まった署名簿は焼却処分に…
なお、リコール署名に携わった受任者は、北区558人、西区377人だったと、リコール実行委員会が記者会見で公表しました。
また、集まった署名簿は、北区1659冊、西区932冊で、そのすべてを昨日の記者会見で報道陣に披露。(写真左)
そして今日、請求代表者がクリーンセンター臨海工場に持ち込み、直接焼却炉に入るラインに乗せて焼却処分されました。処分に当たっては、選挙管理委員会の職員も立ち会っています。(写真中・右)