12月13日(水)   2.3℃〜7.8℃。今シーズン最強寒波が日本列島を覆っているそうです。

健康福祉委員会で午後1時から始まった「市長への質問」は、3議員の質問時間が比較的短く終わったため、私の発言は午後2時になる前に順番がまわってきました。

最初に、竹山市長が就任後8年にわたって重点課題として取り組んできた「子育て日本一」について議論しました。
今や全国各地で多数の自治体が「子育て日本一」を掲げているが、鳥取県では同様の施策推進に「子育て王国」という名称を付けていることを紹介。竹山市政の子育て支援にふさわしいネーミングを考えてはどうかと提案したところ、子ども青少年育成部長が「独創的知恵は持ち合わせていないが、考えてみる」と答弁。期待したいと思います。

●森のようちえん「風りんりん」や「どんぐり」の活動を紹介
続いて、鳥取県で見て来た「風りんりん」の保育活動の一日を、写真を示しながらかいつまんで説明。自然の中で子どもたちが仲間をいたわりながら自主的に問題を解決し、成長していく様子に感動を覚えたことなどを披露しました。
次に、「どんぐり」の活動拠点が堺市美原区に隣接する森であり、そこに通っている子どもたちの3分の1以上が堺市民であること、また、保護者らがボランティアで、「たんぽっぽとしょかん」という地域に開かれた子育て支援活動をしていることなどを話しました。

さらに、鳥取県が「森のようちえん」の認証制度を設けて補助金を交付し、保育料無償化の対象としていること、長野県でも認定制度があることなどを紹介。これらを参考に、堺市でも自然フィールドを活用した保育・幼児教育が行えるような施策を検討すべきだと提唱しました。

併せて、現に堺市の子どもちが通園している「どんぐり」に対しては、制度整備などでの助言要請に対応することも求めたところ、子ども青少年局長が「個別の相談には丁寧に対応したい。鳥取県や長野県の取り組みを都市部でどのようにできるかなど、全国展開されている森のようちえんを研究する」と答えました。

保護者からの相談で初めて知った「森のようちえん」ですが、実際にその活動を見せていただいて多くを学びました。議論を聞いていた竹山市長も、きっと関心を抱いてくれたと思います。

なお、市長退席後に議論した「動物愛護」については、明日の日記で報告します。