6月13日(火)   外が暑いのか議場の冷房が効いています。半袖姿の答弁側は、寒そう。

私の大綱質疑は、11時すぎから始まりました。最初に取り上げたのは、「学校における人権侵害事件」で、先日、新聞やテレビでも大きく報道された市立学校の部活動指導教員による、体罰や暴言などについて検証。議論を通して、26年前に作成した「体罰根絶マニュアル」や、「学校園における危機管理マニュアル」が、学校だけではなく市教委においても十分に活用されていないことが判明しました。

また、大綱質疑の初日に、教育長が「報道機関への説明の仕方に誤りがあり、発する情報がどのように扱われるかの配慮が不足していた」と答弁したことについて、「では、具体にどのような対応をするのか?」と質しました。

市教委側の答弁が不十分なので、市長に質したら、「市教委が対応を考え直すべきだ」との見解です。その後、動議なども出て休憩となり、市教委は非を認め、「情報報道機関に対して配慮を求める」と姿勢を改めました。

●維新提案の2条例で質疑
ところで今日の本会議では、大阪維新の会が「職員の政治的行為制限条例」と「議員報酬特例(20%減額)条例」を提案。維新市議団による、まさに市長選前のパフォーマンスですが、質疑を通して、維新議員たちの無責任ぶりが浮き彫りになりました。

彼らは、「大阪府議会が30%の報酬削減をしているから、堺市議会で20%削減をするのが合理的」と主張します。でも、そのような大幅削減は他会派の同意が得られす、「否決」されることを見越しての提案です。

私は、昨年の健康福祉委員会の視察旅費の内訳を示し、定額支給された宿泊料16,500円と実際の宿泊費の差額が夜の宴会費用に充てられたことを指摘。大阪府や大阪市が宿泊料の上限を13,200円とし、日当(堺市は1日3,200円)も廃止していることを示して、「身を切る改革」というなら、これも改善することを試みたらどうか!と迫りました。

維新議員たちのとんちんかんな答弁ぶりは、また、明日の日記で紹介します。今日の本会議の閉会時間は、夜9時半でした。

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