6月17日(土)   今日の福岡は18.9℃〜27.6℃。この地方でも「梅雨」が見当たりません。

午後、「多職種連携研修」の会場である東区保健福祉センターへ。
開催時刻の1時間ほど前で、まだ準備中でしたが、以前、電話で他都市からの参加可否をお伺いした際、快く受け入れて下さった福岡市医師会医療介護推進室医療推進係長の隅本浩平さんが控え室に案内して下さいました。お陰で、ご準備で慌ただしい中、東在宅ケアネットワーク代表の伊藤新一郎先生(医療法人あおばクリニック理事)と懇談の機会も得ました。
さらに、セミナー開催前の会場で、保健福祉センター所長の岩永正彦先生や、昨日お世話になった福岡市役所の中薗課長と酒見係長からもご挨拶をいただき、恐縮しました。

●リヒテルズ直子さんが講演
研修会のメイン講演は、リヒテルズ直子さんによる、「オランダの成熟市民社会から学ぶ福祉と自立的選択」。
これまで教育分野や子ども・女性などに関するお話を聞く機会が多かったリヒテルズさんですが、この分野でも多くの情報と鋭い考察をお持ちになっていて、大変興味深い話を伺うことができました。
また、この講演の前には、「序説」として在宅ネットワークの要になっている「あおばクリニック」の伊藤大樹院長が問題提起。講演後には、同クリニックケアプランセンターの中里理香さんが事例報告。続いて会場から、多くの方々が質問や意見を述べていました。

●在宅ケアに欠かせない「多職種連携」
発言者の自己紹介によると、弁護士、医師、ケアプランナー、行政職員など、様々な職種の方々が研修会に参加されていたようです。司会を務められた伊藤新一郎先生が中心となって構築されてきた「福岡東在宅ケアネットワーク」の役割の大きさを認識させられました。

なお、研修会終了後には、講師のリヒテルズ直子さんを囲む懇談の席が隣接する福岡リーセントホテルに設けられ、ここにもお招きをいただきました。この席で、序説を語られた伊藤大樹先生、事例報告をされた中里理香さん(介護支援専門員兼相談支援専門員)にもご挨拶。
さらに、北九州市の保健福祉局健康医療部地域医療課長・青木穂高さん、福岡市東区にある原土井病院訪問看護リハステーションの管理者・中村美保子さん(看護師・介護支援専門員)、訪問看護ステーション・複合型介護施設「筥崎館」の岡部千春さん(看護師・主任介護支援専門員)などと意見を交わすことができました。