8月31日(木)   22.6℃〜31.1℃。窓を全開で眠っていた朝方、掛け布団を探しました。

昨日、健康福祉委員会が終わった後に開会された決算委員会健康福祉分科会で議論したのは、食品衛生法に基づく「飲食店営業許可基準」と、この問題に関係する堺市立総合医療センターの対応についてです。

●総合医療センター食堂では手が洗えない…
総合医療センターのレストランを利用される方から、「食事前に手を洗う場所がなく、おしぼりなども用意がされていない」とのご指摘がありました。このレストランは「まいどおおきに食堂」の看板を掲げているのですが、私が利用したことのある他の店舗では入口近くに手洗い所が設置されています。また、堺市役所本館の地下にある食堂「森のキッチン」も、入ってすぐに手洗い所があります。
この旨を総合医療センターに伝えたら、先週から個別包装した紙エンボスおしぼりが卓上に備えられるようになりました。

●改めて医療センターの現場を調査してみると…
医療センター側が「近くのトイレで手洗いは可能」と言うので現場を再確認すると、便器と手洗い設備の間が扉で仕切られておらず、食事前の手洗い施設としては不適切です。また、同じフロアにはコンビニやカフェが販売するパンやサンドイッチを食べるテーブルも設けられいます。そこで、これらを利用する市民が共通に利用できる手洗い所の設置を提案し、検討を求めました。

●分科会では、「前向きに検討する」と回答
昨日の分科会で確認すると、医療センターを所管する堺市健康医療推進課に対して、「給排水工事の実施を前向きに検討する」との回答があったそうです。その報告を受け、今後、早期の実現をめざして連絡を取り合うように要請しました。

●飲食店営業許可の際の対策を求める
なお、飲食店の客用手洗い設置については都道府県の条例規定にばらつきがあり、25県が基準を定めているのに大阪府は定めていません。
食中毒予防や手洗い習慣普及のため、堺市保健所の対策を求めたところ、「食中毒や感染症予防の観点から流水式自動手洗い設備の設置が望ましい。許可申請相談の段階で手洗い習慣の重要性などの知識提供を行い、事業者の自主衛生管理の充実を図る」との答弁がありました。

ところで、今日は決算委員会の理事会。質疑・討論を通告しました。9月5日に発言の見込みです。