9月13日(水)   今日の松江市は快晴です。気温も上がって、道ばたの温度表示は30℃。

島根県庁の始業時刻は朝8時。高次能機能障害を担当する健康福祉部障がい福祉課・療育支援グループの内田将之さん(企画員)が、「午前中なら空いています」とおっしゃっていたので、9時過ぎに訪ねました。グループリーダーの石川公浩さん、同課課長の友井泰範さんも面談して下さって、同県のさまざまな取り組み状況を教えていただきました。

●注目集める「太助珈琲屋」
島根県における高次脳機能障害対策を調査したいと思いたったのは、グァテマラ留学中の事故で障害を負った西村太助さんが、11年のリハビリを経て松江市にオープンした「太助珈琲屋」のことを知ったからです。実は、太助さんの父親である西村敏さんとは長年の交流があり、親子での懸命の取り組みについて時折の便りで情報を得ていました。
太助さんと会うのは今日が初めてですが、とても感じよく接してくれました。「手炒り焙煎」の看板どおり、太助さんが自らの手で焙煎したコーヒーの評判がよく、開店以来、お客さんが増え続けているとか。また、同じように高次脳機能障害となった人たちからは、希望の光が感じられるとの感想が届き、遠方からわざわざ訪ねて来る人もあるのだそうです。
4時間あまり、太助さんや敏さんとの会話から色々と学びましたが、その間にもNHK松江放送局からの取材があり、先日、朝日新聞にとても分かりやすい記事を書かれた木脇みのり記者も偶然来店されて、いっぱいお話を伺う機会をえました。