北八下校区の「絆フェス」にお招きいただき、参加しました。
八下幼稚園児が校区のゆるキャラ「やしモン」と踊り、北八下小学校3〜4年生もダンスを披露。八下中学校ギター部によるバンド演奏など、校区の子どもたちがこぞって参加する楽しいイベントです。会場の小学校校庭では、各町会や各種団体が趣向をこらした出し物を催し、「射的」などに行列ができていました。
●「2025大阪万博」決まる
さて、未明に2025年万博の開催地が決まったようです。投票直前まで「油断できない」と言っていた誘致関係者は胸をなで下ろしたことでしょう。あちこちで「おめでとう」の言葉も聞きます。さて、手放しで喜んでいいことなのかと思っていたら、朝日新聞にこんな記事がありました。
▼思想家で神戸女学院大学名誉教授の内田樹さんは「『え』と絶句。『金が欲しい』以外に何の動機もない万博の開催がどのような悲惨なかたちで終わるのか、想像すると悲しくなってきます」とツイートした。内田さんは取材に「今回の万博の目的は経済波及効果だけで、世界に伝えたいメッセージや未来へのビジョン、歴史的意義がない。開催後に残るのは廃虚だけ。長きにわたって負債に苦しむことになる」と語った。
誘致に躍起になった人たちが、万博の次にカジノへ突っ走るのは目に見えています。内田さんはかつて、「世界的に成功しているカジノなんて米国のラスベガスとシンガポールなど、数えるほどです。とりあえず巨大なハコモノを造るから、それで潤う人がいるでしょうけれど、地下鉄の延伸という計画からして、外洋クルーザーや自家用ジェットで来る世界の富裕層ではなく、千円札を握りしめてくるご近所のばくち好きをクライアントに想定しているということです。大阪のカジノはいわば、巨大なパチンコ店です」。「限られた資源を一獲千金的なプロジェクトに注ぎ込めば、大阪は取り返しのつかないダメージを負うことになります」とも語っていました。
大阪市内での所用の帰り道、「さかい利晶の杜」に立ち寄ってみました。
入口で案内する女性の言葉に誘われて、茶室広間で今日から開催中の「和菓子の匠展」を鑑賞。まるで本物の花や鳥のように作り上げた工芸菓子もさることながら、創意に溢れた見事な上生菓子に目を見張りました。
また、芸術作品といえるお菓子は、堺市内などで作陶活動をされている方々の器に盛って飾られています。河井聖憲さんや佐藤美枝子さんなど、これまでにお目にかかったことがある陶芸家の作品に触れることもできて、うれしくなりました。
「和菓子の匠展」は25日までの9時30分〜17時30分。入場無料です。