5月11日(金)   9.8℃〜22.6℃。10℃を切った朝は、この時期としては寒さを感じます。

南海・百舌鳥八幡駅前で議会報告。いつものように温かい雰囲気で、「議員活動報告」を受け取っていただきました。また今朝は、若い女性が激励の握手を求めて来られました。

午後、上下水道局から、管布設工事埋戻し工に関する検証委員会の結果について報告を受けました。

さて、昨日の柳瀬答弁は、さすがの「ヒラメ官僚」ぶり。日経新聞が、次のようなコラム(「春秋」)を掲載しています。
▼「雉の草隠れ」という言葉がある。日本の国鳥キジは極彩色の羽毛をまとい、とても優雅な存在だが隠れるのは苦手らしい。頭だけを草むらに突っ込んで目立つ体はむき出しのまま。つまり「頭隠して尻隠さず」だ。このことわざはキジのそういう習性が由来だという。
▼ 学校法人「加計学園」の、愛媛県今治市への獣医学部新設をめぐる問題で、きのう国会の参考人招致に臨んだ元首相秘書官の答弁を聞いてキジを思い浮かべてしまった。いまは経産省のナンバー2。華麗なるエリート官僚の柳瀬唯夫氏は急所を躍起に否定してみせるも、答弁はかえって疑惑を膨らませてお尻が見えた。
▼ 記憶になかった首相官邸での関係者との面会を一転認め、大人数の中に愛媛県や今治市の人がいたのだろうと弁明、県文書に記録された「首相案件」との発言は「趣旨が違う・・・。そつのない隠れ方ではあるが、じつは学園側と官邸で会ったのは計3回などと述べたのだからえこひいきの疑念をもたないほうが難しい。
▼ 岩盤規制を打ち砕いて獣医学部ができたとはいえ、経緯が不透明では胸のつかえが下りぬままである。不自然な釈明が世間の反発を招き、また新たな釈明を余儀なくされるーー。対応に追われる面々は妙に鳴いて撃たれるキジみたいだ。もっとも、そうこうするうちに猟師の鉄砲の弾もつきると踏んでいるかもしれないが。