5月19日(土)   昨日は熊本も福岡も蒸し暑かったのに、今日の最高気温は19.6℃です。

昨日の熊本市での視察では、4月14日以降の余震がほぼ収まった4月30日〜6月7日にかけて行われた1万6千戸余りの建物の予備調査、1156戸の本調査などの実施状況について説明を受けました。
また、地震で倒壊した家屋などの解体時に、建材にアスベストが含まれているかどうかを簡易的に測定できる「アナライザー」という機器が活用されたとのこと。解体に対する周辺住民の不安に対応する意味でも効果が大きかったそうです。私が興味を示したら、その機器を見せていただくことができました。

●福岡市で政治倫理条例の研究会
さて今日は、政治倫理九州ネットワークの事務局が置かれている博多駅近くの法律事務所で政治倫理条例の研究会が開催されました。参加者は、九州大学名誉教授の斎藤文男さん、弁護士の市川俊司さんと前田恭輔さん、飯塚市の市民グループ「資産公開を考える」のメンバー2人と私です。
飯塚市は、堺市での政治倫理条例制定を参考にして福岡県で最初に条例を制定した自治体です。ところが、2015年12月に市議会が条例改正を行って資産公開制度を廃止し、併せて政治倫理審査会から市民を閉め出しました。これに対して、市民の手で新たな条例をつくる作業が進められており、その条例案などについて意見を交わしました。
飯塚市から九州各地に広まった政治倫理条例は、その後様々な進化を遂げていて、堺市の条例も見直しが迫られています。

▼熊本市が購入したアスベストアナライザー