5月28日(月)   朝からどんよりした曇り空。19.9℃〜25.8℃で蒸し暑さが増しています。

北部地域整備事務所の煙突アスベスト除去工事について、昨日の検証作業の結果の報告を受けました。一般社団法人「建築物石綿含有建材調査者協会」の調査により、危惧したとおり、除去残しがあることが判明しました。しかも、測定会社が指摘した場所以外からも除去されなかったアスベストが発見されたとのこと。

報告を受けて、私のコメントを次のようにまとめました。

@測定会社が指摘した煙道部分だけでなく、横引きダクトの接続部分でもアスベスト残存が見逃されていたことが判明した事実は非常に重い。

A当該除去工事において堺市が「工事完了」と判断したのはなぜか?について、5月議会であらためて質さざるをえない。

B測定会社の指摘を顧みることなく、「工事完了」として工事代金の支払いに至った事務の執行についても検証が必要となった。

C上記状況を踏まえれば、「測定結果報告書」の一部抜き取り、隠ぺいは意図的であったのではないかとの疑いが生じる。この点においても検証が必要である。

D今回の検証結果により、アスベスト除去工事の「完了検査」の必要性が確定した。市が発注する公共工事はもとより、市内の民間工事における完了検査の仕組みづくりに取り組むことが、堺市の責務となる。前議会でも指摘しているが、引き続き、議論を深めたい。