7月17日(火)   27.6℃〜34.6℃。毎日新聞によると、3連休で14人が熱中症で死亡。

今朝は、百舌鳥八幡駅前で議会報告。晴天でも太陽は薄い雲で覆われていました。しかし、風がなかったので蒸し暑く、立っているだけで汗が噴き出てきます。議員活動報告を受け取ってくださった方の多くが、顔近くでパタパタと団扇がわりにされていました。

●三井化学の火災原因など調査
午後から、先日の火災の原因などについて調べるため、臨海コンビナートにある三井化学大阪工場を訪問。総務部長の佐藤裕紀さん、安全・環境部長の永山雅規さんらと面談しました。
説明によると、鉄製煙道をガスバーナーで溶断した際、内張のFRP(繊維強化プラスチック)に炎が燃え移ったことが直接原因とのこと。そもそも、可燃性のFRPがあるのにアセチレンガスの炎で焼き切るという工法は、素人が考えても首を傾げるもの。お粗末な火災原因にあきれるばかりですが、三井化学側は「工事の元請監督が工事要領書に基づかず、また、相談もなく(勝手に)工事方法を変更した」と言い訳しています。
6月21日に発生したこの火災では、FRP燃焼に伴う異臭が奈良県天理市付近まで届き、すすによるプールの汚染は新金岡町の大泉学園にまで及びました。このため、堺市内では23の学校園がプールの水の入れ替えなどを行い、高石市でも同様の措置がとられています。また、煙突の外部塗料が熱で剥がれ飛び、浜寺公園町付近の住宅内に飛散して住民に不安を拡大しました。三井化学は「飛散物との接触による害はない」と説明していますが、その分析も社内で行ったもので、客観性がありません。
今日は、火災現場の視察も希望したのですが、復旧工事中で立ち入り禁止だと断られました。説明を受けた研修センターの上階(室内)から遠望することはできたものの、写真撮影も認めません。やむを得ず、工場敷地外から撮った一枚を掲載しましたが、市民を不安に陥れた火災の発生企業として、社会的責任をどこまで果たそうとしているのか、いささか気になるところです。