8月25日(土)   午前中は曇り空の青森市内。午後から晴れて、気温は24.3℃〜31.1℃。

自治体学会の2日目は、リンクモア平安閣市民ホールで9時から同学会の総会。この総会で、現理事長の西村幸夫さん(神戸芸術工科大学教授)が退任。副理事長の前川さゆりさん(堺市職員)は留任となりました。
10時からは、法政大学名誉教授の岡崎昌之さんによる基調講演です。1時間半に及んだ岡崎さんの講演テーマは、「地域の価値を確認し、未来を展望する」。これまで、同氏が実際にかかわってきた全国各地の自治体の試みと人々の活動が紹介するものです。私自身が訪れて実際に見ている事例もあったのですが、改めて、各地でがんばっている自治体職員の姿を確認することができました。

●はるえ食堂にも再訪
午後、私が参加する行事の会場は、「ねぶたの家ワ・ラッセ」に変わります。移動時間に「はるえ食堂」を再訪して昼食。常連客らしい視覚障害の先客男性が、おにぎりとお惣菜を買い求めて帰られました。
午後行事の最初は、研究発表セッション。その「セッションA・議会」に参加して、福岡工業大学助教の木下健さんと流通経済大学助教の加藤洋平さんによる共同研究「地方議会改革の現れ方の違い」を聞きました。このセッションでは、首都大学東京准教授の長野基さんがコメントしたほか、フロアからも様々な質問や指摘があって、活発な議論となりました。
続く分科会では、公募企画の「行政組織における“参謀機能”〜首長と職員のかけ橋となって組織力を最大化〜」に参加。元大阪市区長の金谷一郎さん、尼崎市政策部長の中川照文さん、元京都府政策企画部長の本田一泰さんの発表を聞きました。

●前青森市長らと意見交換
この行事で自治体学会は終了。久しぶりの青森訪問を機に、旧知の前青森市長・鹿内博さんと青森県議・古村一雄さんとの意見交換を行うため、会場のラ・プラス青い森に向かいました。青森市議(3期)、県議(5期)を経て市長となった鹿内さんとは40年近い交流があるのですが、市長2期目の半ばの一昨年10月、かつて自らが破った前任市長の失政の後始末をする形で辞職。古村さんは、青森市との合併反対運動から旧浪岡町の最後の町長を務めた人で、鹿内さんを通じて知り合いました。
5時から始まった、久しぶりの3人での議論が終わったのは8時15分。青森市政や県政のほか、六ヶ所村の核燃料再処理工場、陸奥市の中間貯蔵施設など、青森県における原発関連事情にも話が及びました。